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ソフトクリームの白色が 斜陽の反射光と混ざり合って さくら貝を拾う砂浜の水面を どろり、溶かした 砂浜を歩く、人も、犬も 海上を飛ぶ、鳶も、鴎も 溶けてみな、染まずに漂う |
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たとえば野菜がこの世から無くなったとして ベジタリアンはエイリアンになるのか というような問題はこの際おいといて ひとりのキリシタンが隠れキリシタンであることは むっつり助平と似たような存在なのか 雨降る今宵もロザリオを握りしめて あなたの安寧を祈り続ける私です |
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地下鉄の階段を 駆け上がる野良猫 街路樹の影は何も守らない 行き交う人波に 溺れないように クロールの手でかき分けて行くのさ 車線の連なる 急流が運ぶのは 排気ガスに煤けた夢達だから 信号機の赤で 止まっているのは 燃えカスのような愛の欠片だろう 街の夢、生み出すメロディ 人の愛、奏でるラプソディ 今にもそれは回る時計の先のリアリティ つかむロザリオのday by day 青を反射する ビルが切り取った 地図のような空見上げていると 雑踏の音も消え 電線と交差して 飛行機雲が白を引いていく ふいにすれ違う 街角のBGMに 羽根のような夢を聴き取れば 夜につまずいて ひざ立ちのままで 風音のような希望の叫びを上げて 涙で埋め続けたセメタリィ めぐり繰り返すヒストリィ 今でもそれは壊れかけたままのストーリィ ここが辿り着く僕らのwhole new world |
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逃れ続けているような隠れ家 ショットグラスに添うチェイサー ふたりきりにも忍び寄るかなしみを ひとりきりでペダルペールに仕舞う 臥待月に願う希みはなんだった? と俺は訊かない 魂の音だけ教えておくれよ |
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ありきたりの矛盾で 瞳は閉じられていく 矛盾を全て飲み込んでみせる まるで蛇だ、とせせら笑い それでも 僕の瞳孔が開いているのは 死ぬ間際だからさ |
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配達人は靴底をすり減らし 伝書鳩は煙の匂いに戸惑う それでも手紙は届けられると 信じた少女は 宛先をしたためる事も知らず 眠りに落ちる いまだ手紙は届かずに |
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指先がマグネシウムの燃焼光で 発火している 私は見上げるよりもそばで目を細めて 降下している そして、受容している 白浜の砂粒のような孤独だけが 私を癒やしてくれたはずなのに |
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哀しみは波及する 紺碧のなだらかな海を ダークグレーの嵐へと テトラポットに飛沫(しぶき)を上げて 防波堤の上でクロマツの防砂林を後ろに そのシャワーを全身に浴びて僕らは 許し合おうか/許され合おうか |
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メタセコイアの林の奥に 生まれた泉の鏡の中の シンメトリックな産声が ステレオタイプでものされた ゆるく波打つ水面 頂きにほの白い陽光 かけらのいのち、す |
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