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一疋の白猫が帰ってこなくなった日に ぼくはモアイ像を建てていた ガウンランドにおとずれる黄昏に もう一つの骨を植えるために ダビドフは言った 「暁に畏れるオオカミがそれをくわえてやってくる」 ぼくはそいつを待つことなしに 枯木の杭に架けられた琥珀に グレナディンシロップを注ぎかけた あかい なによりもあかい 鳥の骨 空中で分解した/六角形の斜光が 刃こぼれした鋸/で刻んだ 「のるあどれしす」 クレシアの呪文でクラーレン回路が開く 狂ったカスタネットのように ひらいた骨がカタカタと鳴る 熱気を帯びた冷気が/シャボンの抜けきった胸腔の カルタスの花弁の隙/間より滲むように入り込む さむい さむいんだ あつい あついんだ 37度2分の角度で 胸に突き刺さるバウンデッド ああ、 そうだった ぼくは待つのに飽きたのだった 黄色というよりコルタナ色の/鋭利な破砕面の岩塊群がそびえる 不毛のセルリア・ソルターク/で不具の膝を折りたたみながら あそこに植えよう この手にある 節くれ立った あかい あかい 骨 |
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ほーかい崩壊 放火学会 メラメラ燃えろ メラ燃えろ メラギラギガ ギガンテス 鉄 窒素 テッチッソ! テッチッソ!! テッチッソ!!! いいかこの世はスピードが勢いなんだ 善いことはカタツムリの速度で走れ 悪いことはクシャミの初速度で突き抜けろ どの瞬間も一喜一憂だ どの共感も阿鼻叫喚だ ガッッつって バリゾーゴンの 胸ぐらつかんで引き寄せたら 熱狂的なキスをしろ 舌つっこんで 唇がしびれてカサカサになるまで れろれろ れろれろ 舌噛みちぎって もう言葉はいらない 畢竟それでも死ぬ気がしない 血の味がすりゃ十分だ 月を睨みつけて ウサギにカニに 吠えろ 咆えろ 吼えろ がおー がおー がおー |
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ぐらなでんふらっぷでるさるばどぉるあるめりあ どれすでんがいなむおるとめらんそるとらむ だす/れいん/ごーるど くしゃなまはるごらいあすおるどらんべなれす かるますりあるぶれひとばるとべらすけす あいんつ/ばいど/らい のばるてぃすぼるたれんつぁらとすとらいひまんのすと くらいすはいんつのるばすくざんげふ ぽ つ しぐむんとりあぞらむろひぷれんどるんでぱす あぽるおんくれまちすのるあどれしす り/ひと |
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アナグラム
なんだか 機動的な 語感だ 今夜は妙に アナグラム が煽動的だ ゆえに 「アナグラム」 を元に アナグラム を 用いてみたい 胸ぐらぁ掴んで噛み付く 穴蔵から出たクマの黙示録 ラグタイムを置いて グアムから来た使者の顕示欲 村の者たちは 奈良の大仏のたもと 胡座にて「南無」と呟く うむむ・・・ フォッサマグナを溝とするなら なんとも生きにくい世の中よの アナグラムにて言葉は 醜くも美しくもなるやもしれぬ もうしばらく 研究することにしよう アナグラムの 速度と加速度とベクトルをまずは計測しなくては |
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オノマトペ
なんだか 魅力的な 語感だ 今夜は妙に オノマトペ が蠱惑的だ ゆえに 「オノマトペ」 という オノマトペ を 使ってみたい 今日は晴れの舞台の日 晴れ舞台との比喩を使うまでもなく 今日の舞台に君は立つ 幼稚園の学芸会だ 幕が開く 普段からすこし おっちょこちょいの君は ソデから登場した瞬間 スカートの裾を踏みつけて オノマトペ っと すっころんだ う〜ん・・・ 悪くはないが ナンセンスが足りないな 君と付き合いだしてから 今日初めてのケンカした 初めてだからなおのこと ご機嫌取りがむつかしい 全てカードは出し尽くし 最後の一枚だオノマトペ ベッドの中でオノマトペ オノマトペったらオノマトペ う〜ん・・・ ナンセンスもいまいちないセンス しかもすでにオノマトペからズレ始めているような もうしばらく 研究することにしよう オノマトペの 比重と粘度とPHをまずは測定しなくては |
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瞳の奥は見てはなりません のぞけば狂ってしまいます わたしは見えはしませんの 召し物はお召し召さるるな 空気を召さねばなりません 踊りを踊ってくださいませ 目を回さなきゃなりません あなたはとけていくのです わたしは消えはしませんの 光をとかしてくださいませ 鏡に光はとけていけません あなたは泣いているのです |
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オクラナットウモロヘイヤ
ねばねばねばねばねばーねばー I'll never be with you メカブナガイモヤマトイモ ねばねばねばねばねばーねばー I'll never be with you ねばねばーねばー Hold me never never...but still I love you |
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時計たちが
退屈しのぎにリズムを奏でる カカッコ クカッコ カカッコ ククッコ 時計たちが 問わず語りにしゃべり出す クリーム クローム クレーム クローン ああ 君たちの 声を聞くのは退屈だ チャラスコ スコチャラ シャコタン ショタコン もう 黙らないと 電池抜いちゃうよ? |
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なんたる奇妙
なんたる神妙 ああ 文字から音が剥離してゆく 文字から意味が乖離してゆく 私は 表意文字に憑依する ひらがなのうちに身を隠す カタカナのオトにカタルシス この国で生を受けた この命運に歓喜する 文字と私は同化する |
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