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ユーラシア大陸を一人歩いて横断した君は
ひとりだった 日本中を一人自転車で縦断した君は ひとりだった 沖ノ鳥島で一人座りこんでいた君は ひとりだった この街で一人きりな気分の君は ひとりだった お風呂で一人沈んでいた君は ひとりだった トイレで一人泣いていた君は ひとりだった この宇宙の1000億の1000億倍の数の星の内の 地球の表面に一人立っている君は ひとり ひとりひと ひとひかり |
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オクラナットウモロヘイヤ
ねばねばねばねばねばーねばー I'll never be with you メカブナガイモヤマトイモ ねばねばねばねばねばーねばー I'll never be with you ねばねばーねばー Hold me never never...but still I love you |
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時計たちが
退屈しのぎにリズムを奏でる カカッコ クカッコ カカッコ ククッコ 時計たちが 問わず語りにしゃべり出す クリーム クローム クレーム クローン ああ 君たちの 声を聞くのは退屈だ チャラスコ スコチャラ シャコタン ショタコン もう 黙らないと 電池抜いちゃうよ? |
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言葉がまたも迷子になった
雨にかすんでゆく遊園地で 絶叫コースターに乗り込み ぐるぐるかき混ぜたら迷子 迷子放送のお姉さんいない どうやって見つけたらいい 言葉がまたも迷子になった 暮れかけてきたゲレンデで 高速ペアリフトに乗り込み するする降りられずに迷子 迷子放送のロッジはどっち どうやって見つけたらいい 観覧車でゆらゆら探そうか ゴンドラで見渡してみるか 仮令見つけられたとしても 降りたころにはまたも迷子 やっぱ探すのもうやめた 好きな所で遊んでおいで 言葉は迷子なままでいい |
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せっかく各行の文字数を揃えて書いても
ブログにアップするとガタガタに崩れてしまうのが 今までずっと気に入らなかったのですが HTMLタグをよくよく調べてみたら「等幅フォント」なるものがあるのを知りました(^_^;) 例えば <Tt> 天上天下唯我独尊焼肉定食 いろはにほへとちりぬるを ガトーショコラティラミス </Tt> と書けば 天上天下唯我独尊焼肉定食 いろはにほへとちりぬるを ガトーショコラティラミス こう表示されます 大発見!こりゃ便利だ! …と思ったのは僕だけ?(^_^;) みんな知ってた?w そうだよね・・・ みんな知ってたよね・・・ |
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あれ
ずいぶん寒いな もう木枯らしか と思ったら 胸のところに 穴が空いていたよ 吹き抜けだったよ 風が吹き抜けていたよ まぁいいか ある意味 さわやかじゃないか |
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暗闇
全き暗闇 比喩じゃなく 暗闇が僕は好き 安らぎをくれると同時に 幻覚をもたらす 無限に広がる自己 なにものにも縛られず 長針さえ鳴かなかったら 暗闇には音が響く ほら 音ばかりが並んでる 音にとけてゆく自己 なにものにも邪魔されず 長針さえ鳴かなかったら 暗闇には音が響く ほら 音だけが共にある |
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ひとは壊れやすいもの
“FRAGILE”の貼り紙はられた宅配便 パスカルの言葉を借りれば “人はひとくきの葦”“最も弱い生き物”だ それを知らない者達は いつも好き勝手なことを言う 「もっと強くなれ」だとか 「頑張れ負けるなもう一歩」だとか なぁみんな 正論はもう聞き飽きたよな? 僕が言うのは詭弁だが 正論なんかよりマシなんだ すべてのものを疑って すべてのものを受け入れよう 弱さだろうがありのまま 僕と一緒に強くなろ? 弱いままだっていいんだ 詭弁でいいから 強くなろ? |
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まるで氷の上をすべるように
氷の上をすべっていたのは キミ一人だけだったよ 摩擦係数0μの 氷上の妖精 キムよりミキより キミの滑りは美しかった 今日は鳥のように飛べなくたって 点では及ばなくたって その美しさに 変わりはない 滑り終わったキミの笑顔が それを証明していたよ |
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ハチに襲われたことがない人が
ハチの怖さを知らないように アリに襲われたことがない人が アリの怖さを知らないように クマに襲われたことがない人は クマの怖さを知らないのだろう 病気に襲われたことがない人が 病気の怖さを知らないように 狂気に襲われたことがない人が 狂気の怖さを知らないように 死に襲われたことがない人は 死の怖さを知らないのだろう 僕はクマの怖さは知らないが 死の怖さは知っているんだ 病気も狂気も知っている ハチも怖けりゃアリも怖いし 病気も狂気も死も怖い だからなんだってことはないが 君は魚を殺したことがあるかい? 他のなにものでもいいが 殺して食べたことがあるかい? 僕は 豚を食べる 牛を食べる ニワトリも食べる 生きた魚をさばいて食べる 他にも色んな生き物を食べる わるいけど 僕はそれでも生きていくよ |
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無限に散らばった紙片の中から
描いたコラージュ 僕の姿を描いていたのか 君の姿を描いていたのか 作品は完成したのか 未完成で終えたのか 僕は今でも分からないんだ 無量に広がったトーンの中から 紡いだアリア 闇の光を奏でていたのか 光の闇を奏でていたのか codaは演奏できたのか al fineと書いたのか 僕は今でも分からないんだ 描き上げる前に 嘘を混ぜれば良かったのか 嘘は混ざってしまっていたのか 書き上げる前に 僕を壊せば良かったのか 僕は壊れてしまっていたのか ただ 僕は間違ってないと 信じることだけ すでに手元にはないのだから 今僕にできるのは それだけ |
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イギリス人の英文学教授は 大まじめな顔で学生たちに講義した おっほん ああ諸君 コロンブスはタマゴをテーブルに叩き付けて タマゴを立たせたというが そんな野蛮なことをしなくとも ここではもっとスマートに タマゴを立たせることができる タ マ ゴ ほら立ったろう? みなが大いにしらけたのは言うまでもない |
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みんなまだ気付いていないだろうが
この冬 巷で駄洒落がトレンドになる 駄洒落を使いこなす男がキャーキャー言われるようになる 女子高生が嬉々として駄洒落を交わすようになる 今年の冬にまだ来なくても 次の夏には必ず来る もし来年に来なくても 再来年にはきっと来る 万が一 再来年にも来なくても 再々来年にはたぶん来る・・・ これが俺の知っている真実だ 〜“北風ピーポー”と呼ばれた、響わたる氏に捧ぐ〜 |
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むかし僕らが子供だった頃
黄鉄鋼は宝石だった 僕らは金だと思ってた だが今の僕らはどうだ? ダイアやルビーやサファイアだけが 宝石だとでも言うのかい? 金や銀やプラチナだけが 金属だとでも言うのかい? ただの鉄鉱石だって 僕らの宝石だっただろ? まるで金メダルのように 大事にしてただろ? |
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逃がしてしまうのは なんかヤだ TVはいつもくだらない 新聞記事はやるせない 何話しても寄る辺ない メール来ても返さない 胸痛むけど恋じゃない 頭痛むけど哲学しない 音楽聴いても躍らない 言葉が妙に生まれない 空見上げても星がない ないないづくしで根も葉もないわ ないないづくしは身も蓋もないわ こんなのを見て 「アタシも」なんて言う人は あたし好きにはなれないわ あした好きにもなれないわ あたしはそれでも探しているの 砂粒のなかに星屑を たぶん今日には見つからないけど 見つからなくてもそろそろ眠るの あしたもそうして探していくの |
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円周率を求める式が
いくつも存在するように 目的地に辿り着く道が いくつも存在するように 求める像に辿り着くすべが いくつも存在しているはずだ ('06.5.29) |
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「one」「two」「three」
天井の照明がぐるぐる回る 凄まじい左フックをもらっちまった 絵に描いたようなカウンター ああ 立てそうもない このまま眠ってしまおうか 「four」「five」「six」 白人のレフェリーが歌い上げる セコンドは「立つな」と叫んでる 観衆は「立て」と合唱する おら やかましいわい 立つか立たんかはオレが決める 普通の酔っぱらいは バーのカウンターにヒジをのせて 美酒に酔う 優男なら1号2号の バッティングに脅えてるだろう オレはパンチドランカー ヤツのカウンターにヒザをついて 美技に酔う インファイターなら1発2発の バッティングはいつものことさ 「seven」「eight」「nine」 ええいちくしょう立ってやる 勝てないことはもう分かったが もう2・3発もらってやろう まわりがやたらやかましい レフェリーがお決まりのように指を振る 次に対戦したら勝つ それまでヤツの 芸術的なパンチに酔おう オレはパンチドランカー 至福の屈辱に酔いしれる |
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もし
もしも あの時 時の行列に 横入りできたら あるいは素直に ならんでいたなら たった1日 もう1日だけ会えたとしたら 綺麗なさよなら演じられた たった1時間 もう1時間だけ分かち合えたら 美味しいパスタを茹でてあげた たった1分 あと1分だけ残っていたら 君を苦しめることはなかった たった1秒 あと1秒だけ見つめ合えたら 僕の微笑みを君に残してあげられたのに だのに 僕は行列が どうしても苦手だったんだ |
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なんたる奇妙
なんたる神妙 ああ 文字から音が剥離してゆく 文字から意味が乖離してゆく 私は 表意文字に憑依する ひらがなのうちに身を隠す カタカナのオトにカタルシス この国で生を受けた この命運に歓喜する 文字と私は同化する |
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すれちがう
すれちがう 風 また すれちがう あせてゆく あせてゆく 空 より あせてゆく けずれてく けずれてく 月 まだ けずれてく 贖罪の天秤 傾かぬよう 分銅を足す 偏頭痛の夜 |
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ありおりはべりいまそかり 今宵忘れて欲しいのは ラビオリフジリパガニーニ ナイトクルーズなどいかがかな? 水兵リーベ僕の船 今宵はただでは帰さない アーリオオーリオペペロンチーニ こんなふざけたピロートーク 繰り広げるのは大風呂敷かな 僕はホラ吹きスナフキン 明日は明日の風が吹く |
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ありとあらゆるきりぎりす 大根おろしのエレジィは しゃれとエスプリのわさび風味で 紫煙くゆらすナイスミドル スマイル片手にプロパガンダ ほれたはれたのワンワンパニック 泣く子も黙る諸行無常か |
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元来飽きっぽい性格の僕は、同じスタイルで詩を続けて書くとすぐに飽きてしまいます。
ゆえにいつも違うスタイルで書くわけですが、この辺が当ブログに継続して遊びに来てくれる人がごくごく少ない理由のひとつかも知れませんね(^^;) (単に下手という噂も…(笑) 最近あちこちの詩を見ていて、 詩を形作るファクターのうち、特に語呂や語感というものが軽視されがちだな、という印象を受けます。 ならば僕は 逆をついて、語呂や語感をメインに据えた詩を書いてみたらどうだろうか? とふと思い付いて、今日一日ごろごろしながら語呂と戯れていました。 当初思っていたよりこの試みは困難を極めましたが、 ナンセンスのエッセンスも少し加えて書き上げてみたのが上の詩です。 本来、詩に注釈を付けるのは好きじゃないんですが、訪れる人が理解に苦しむだろうと思いまして、苦肉の説明をばさせて頂きました(>_<) 「あいつとうとう頭がおかしくなったな」と思われると困るので(笑) そんなわけでカテゴリも「語呂語感之巻」を新しく追加しました。 |
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孤独のみ込むカルヴァドス 巡礼するならモンサンミシェル ・・・見ての通り全く意味はありません |
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いまもチョコレートの匂いがするんだ
なぜだろう? 僕はチョコが嫌いなのに いまもトリートメントの匂いがするんだ なぜだろう? 僕はそれを使ってないのに くちづけのかほり 鼻腔がそれを記憶している 曖昧な確かさで まだ思い出せるだけ 良しとしようか もしも世の中 儚いばかりだったら とっても寂しいじゃないか |
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山々は色めきを増し空高く
空気は純度を上げながら鋭角になる 朝はやさしく静かに幕を開くが なにゆえこの胸は晴れぬのか 秋雨はさらにやさしくこの身を隠す 心地よい滴りの中で私は鈍角になる これがこの季節の優しさならば 今にも私は仄かな憎しみを覚ゆ 歯磨き粉と洗顔料を間違えたかのように 苦々しさが胸の内に染みついている だが苦いだけならば構わないのだ 午後の微睡みは安らかなうちに 安らぎが浪費され苦しみが残る だがほんとうはそれは秋のせいではないのだ |
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夜の想いを曲にのせて
闇に響かせてみようか 僕らは語れば語るほど 語るに落ちてゆくから 直観の頂きに鞍をのせて メリーゴーランドと洒落込もうか ぐるぐる廻るこの地球の表面で シャンデリアはやさしく灯る ピアノの音色に身をまかせ 手をつないでダンスを踊ろう きっと眠るにはまだ早い 遠心力に身をまかせ 決して手だけは離さぬように さぁ今夜を抱きしめよう |
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あの青くてウサギだか怪獣だかよく分からないマスコットがお気に入りの ごく普通の女の子だった バッグにもそのマスコットのキーホルダーを付けていた ねぇ先生 教えて 地球はホントにまあるいの? わたしはそうとは思えないの 地球のはしっこはガケになっているんだわ だってヒトはこんなに四角いんだもの ねぇ先生 教えて 地球はホントにまわってるの? わたしはそうとは思えないの 太陽が地球のまわりをまわっているんだわ だってヒトはこんなにわがままだもの どうして教えてくれないの? わたしに世界を教えてくれたのは まわりのみんなだったわ 四角い固形のこの世界 この地面はわたしが歩くには固すぎて この太陽はわたしの目を灼くんだわ ねぇ先生 もし違うのなら 教えてよ 彼女に見えるのは闇のように青いトンネルだけだった 出口の見えないトンネルはまるで怪獣の体内のようにうねっていた 彼女は立ちつくして 自分のつま先を見つめるのが精一杯だった |
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『フジツボ』
どこからきて どこへ行くのか その存在さえも危うくなる あまりに似たものが多すぎて 自分自身が分からなくなる まるでグラフィックの 1ドットでしかないように思えて 空を飛ぶカモメに 海に浮かぶ漁船に あこがれた 俺は俺一人でありたいよ 今はリヴァイアサンにのみこまれそうさ 俺はもっと大きくなりたいよ 宇宙の中じゃちっぽけでもね 生きることを忘れてしまわないために 生きることを忘れてしまわないために 『大きなフジツボ』 どこへ行って どこへ帰るのか 俺らの居場所はどこにもありはしない 今生きているのか あるいは死んでいるのか それさえも俺は知ることができない まるで黒い海にのみこまれてしまいそうになる 俺の身体はくだけ散り 波にさらわれていく 帰る場所のない野良犬のように 俺は岩の上にたたずむだけ 俺の存在する意味は この俺のこの心だけ 他には何もない けど他には何もいらないさ 理由を欲しがるほど 俺は小さくない 今ここに俺がいて 心があり 今ここに海があって 波がくる 帰る場所のない野良犬のように 俺は岩の上にたたずむだけ それでいいさ ('97.4.16) |
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イタリア人の数学教授は
派手な身振りで学生たちに言った “新しい明日”だって? HaHaHa 笑わせてくれる そんなものは永遠にやってこない 諸君はひとつ間違いを見落としている 時のパラドックスに惑わされているのだ 時は確率論や統計学で解くのではない 微分方程式で解くのだよ 未来を微分してみるといい 今まさにこの瞬間が すでに新しいのだ |
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彼女はいつも
赤いレインコートを着ていた 雨の降る日も また雨の降らない日も 鮮血色した鮮やかなレインコートを レインコートを着ている間は 彼女は明るい娘でいられる 誰かを励ますことも 誰かを楽しませることもできる そんな魔法のレインコートを もう脱いでしまってもいいんだよ 今は雨は降ってない たとえ冷たい雨が降っても 濡れてしまえばいいじゃないか きみのこころに雨が降っても 濡れてしまえばいいじゃないか それは魔法のレインコートなんかじゃない たしかに雨は防いでくれても 鉛のような囚人服だ もう脱いでしまえばいいんだよ |
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みんなきっと勘違いしているんだ
人が罪を裁くのではなく 罪が人を裁くのだ これが俺の知っている真実だ |
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今日はわけもなく
スキップしながら外へ出る 健康サンダルの足裏が痛い 今日はわけもなく 道端でヒップホップダンスをまねてみる 誰かがもしも眺めていたら 笑い出すほど滑稽だろう 今日はわけもなく 肩で風を切って歩いてみる 街のチンピラのように さわやかな風に逆らって 今日はわけもなく こんな詩を書いてみる 内容はないようだが 有り様はあるようだ ねぇ 今日はわけもなく 泣いてみる? |
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ほんとうに贈りたいものは その空気
音もなくこぼれた 言葉ならざるもの この風にのって とどきますように その胸の中に とけていきますように ('06.8.29) |
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配信確認のできない手紙のように
僕は言葉を綴る 着信音の鳴らない糸電話のように 僕は言葉を呟く なまけ者の配達員は 僕の手紙を届けることなく 燃えるゴミに出してしまって 言葉は灰と化すかもしれない たよりなく細いより糸は 僕の声音を伝えることなく 切れてしまった凧のように 言葉は空に散るかもしれない まあいいさ 言葉は所詮 信頼としてはいまひとつ 配達員に便りを託し たよりない糸に頼らなくとも この空気だけ届いてくれたら いいのにな |
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俺の仕事はバー・テンダー
いわゆる“優しい止まり木”だ 寂しがり屋の小鳥たちは 俺の枝にとまって 羽根を休めていくといい 君が再び飛び立てるまで ほんのひととき佇めばいい 俺はさりげに無関心で 疲れた羽根を風から守ろう 俺のこの身はバー・テンダー 動かぬ“優しい止まり木”だ 寒がり屋の小鳥たちは 俺の枝に隠れて 寒さをしのいでいくといい 君が再び旅立てるまで ほんのひと冬留まればいい 俺はそつない不干渉で 凍えた羽根を雪から守ろう ただ俺は ここから動くことはない 小鳥が空に羽根を広げて 飛び立つまでの 止まり木 だが俺は この身を悔やむことはない 小鳥が風に羽根をなびかせ 旅立つまでの 止まり木 小鳥よ 俺に苦しみなどない だから 振り返ってくれるなよ 真っ直ぐ空だけを視て ゆけ |
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きみに歌いたいうたが
まだまだたくさんあったよ きみを歌いたいうたを とってもたくさん書いたよ だけどもう 僕の歌をきみに聴かせることはない だからもう 僕の歌がきみの心をふるわせることもない ふたりはもう 触れても傷つき合ってしまうだけ “ヤマアラシのジレンマ”の話は きみにしたことがあっただろうか ふたりは距離を間違えて 遠く離れてしまったね 僕は歌ってる ひとりっきりの空の下 きみに響くことはないけれど この空にだけ響けばいい 僕は馬鹿だから 歌うことしかできないのだろう 他にはもう何ひとつ きみにしてやれないのだろう 歌声を 祈りに代えて 空に歌う きっときみを守ってくれるようにと ずっと ずっと 僕のたったひとつの願い |
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たった3つのサイコロの目が 夜の明暗を分けた なぁ あんちゃん ワシらは毎夜 この3つのサイコロを何百回とくりかえし振り 喜怒哀楽にふるえるけれど そんなことにはまったくなんの意味もないんだよ なぁ あんちゃん そろそろ手を引いたらどうだい? いや まだです まだ僕の負けが決まったわけじゃない たったの1/216です 僕が次の親でピンゾロを出して 勝つということも ないわけじゃあない …老人はニヤリと笑った では続けよう さあ振りたまえ …結果は推して知るべしだ なぁ あんちゃん あんたの言う数学だってな 3乗の和は 3乗にならないと フェルマーとやらが証明したそうだよ ワシらのやっていることは 別段なんの意味もない だがな あんちゃん あんたにはまだ分かるまい “流れ”ってやつが 10年早かったな 男達の夜は更けてゆく |
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だんだん中身とカテゴリが合わなくなってきたので、
カテゴリを再編しました。 ブログもまた生き物ですね。 |
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