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一疋の白猫が帰ってこなくなった日に ぼくはモアイ像を建てていた ガウンランドにおとずれる黄昏に もう一つの骨を植えるために ダビドフは言った 「暁に畏れるオオカミがそれをくわえてやってくる」 ぼくはそいつを待つことなしに 枯木の杭に架けられた琥珀に グレナディンシロップを注ぎかけた あかい なによりもあかい 鳥の骨 空中で分解した/六角形の斜光が 刃こぼれした鋸/で刻んだ 「のるあどれしす」 クレシアの呪文でクラーレン回路が開く 狂ったカスタネットのように ひらいた骨がカタカタと鳴る 熱気を帯びた冷気が/シャボンの抜けきった胸腔の カルタスの花弁の隙/間より滲むように入り込む さむい さむいんだ あつい あついんだ 37度2分の角度で 胸に突き刺さるバウンデッド ああ、 そうだった ぼくは待つのに飽きたのだった 黄色というよりコルタナ色の/鋭利な破砕面の岩塊群がそびえる 不毛のセルリア・ソルターク/で不具の膝を折りたたみながら あそこに植えよう この手にある 節くれ立った あかい あかい 骨 |
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