黄昏時のラクガキ
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別窓 | スポンサー広告
シャイな微笑み


俺が夜空に向かって声を張り上げて歌っている頃
君は今日を明日にする風をすり抜けるようにうつむいているだろう

こんなにも不器用にしか生きられない俺のそばでは
あざ笑うような喧噪が影を色濃く落としている

笑ってみようか
少しでも頭が軽くなるかもね
きっと誰かがこの歌声に
同じように微笑んでくれる

風に響けよRock'n'Roll
シャイな微笑み消えないように
風に響けよRock'nRoll
さみしさは誰にも消せやしないから


肩を落として家路を急ぐヨロイでかためた人々は
疲れた身体を折り曲げてたたみ込むように眠るのだろう

帰ってゆける場所があるならば どんな
戦いに身を置こうとも決して倒れはしまい

笑ってみようか
つんと胸を張って歩けるかもね
きっと誰かと目が合ったら
同じように微笑んでくれる

風に響けよRock'n'Roll
シャイな微笑み消えないように
風に響けよRock'nRoll
優しく心を包み込むような

風に響けよRock'n'Roll
シャイな微笑み消えないように
風に響けよRock'nRoll
さみしさは誰にも消せやしないから





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2009-07-26 Sun 22:50
別窓 | 歌詩 | コメント:0
サラマンダー


もはや不味くなるばかりの煙を吐きながらその渦に、下手な嘘をマジな顔で吹き込んでみるたびに君と少しずつ時計の針の振り幅がずれてゆく。
僕はそんな秒針を飽きることなく眺めている。
「あれはいつの日のことか」などとつぶやく程に遠くはなく日付を数えられるほど近くはないのが、無垢なる幸福というものだろう。
赤く尖った秒針が細かく刻んでゆくものは、過ちか、あるいは哀しみが色褪せていくことの哀しみなのかもしれない。
赤いバラを植えた地表の裏側にマグマのように溜め込まれた粘度の高い怒りが、心を焼き尽くしてしまいそうになるから僕は無気力を装うふりをしなければならなくなるたびに、無力にほんの少しずつ近づく。
だから明け方はいつも、柳刃包丁をレンガ色の砥石で砥ぐ。
裏切りにおびえそうになればなるほどに、包丁は切れ味を増していく。
いつか豆腐のようにこのあばら骨の隙間をぬって内臓を切り刻んでは麻婆豆腐を作るのだ。先ほど試しに水を切ってみたら良く切れた。
研ぎ澄まされた刃を愛するほどに、青光りする鋼に映る裏切りの色は濃くなりまだらでフラクタルな模様を浮かび上がらせる。


鮮血がうつくしい


こぶしで殴りつけた血の美しい流れは、シャツに染み付いてしまえばあとは熟れすぎたバナナのような色で、幾度洗えども決して落ちることはないがそのクレイジー柄のシャツをあえて繰り返し身に着ける。そんな色はどうせ夜が隠してくれるもの。
今、喉を潤しているシングルモルトが心地良い熱で食道を通り抜けてその下流、つまるところ胃の中で暴れている。清流と同じで下流に行くほどにわずかな不純物で濁っていくのだろう。だから何ひとつもツマミは必要ない。

オールドファッションドグラスから氷が割れる音が部屋中のガラスをパキッと響かせた。
それは夏のキャンプファイヤーの炎の中で燃えたぎった丸太が爆ぜる音に似ていた。
そう。炎の、赤くて黄色い舌を見ると妙に心が安らぐことを思い出す。


僕の舌は何色だろうか






2009-07-23 Thu 21:53
別窓 | 散文詩 | コメント:0
すてらてぃあ


あしたはほしをひとつかくしておきます
あなたにはどのほしだったか
みえることはないでしょう

かわりにひとつ

なみだのしずくをかいておきます
てるてるぼうずのひとみのしたに
そちらでもきれいなほしがみえるでしょう






2009-07-10 Fri 21:56
別窓 | 七行詩 | コメント:0
かくれんぼ



どうでもいいことをどうでもいいように描く
どうでもいい一日にこのどうでもよさが一番
どうでもいいことでどうでもよくないことは
かくれんぼしたままおきざりにされいまにも
泣き出しそうなんだけど、それこそどうでも
いいからやっぱりそのまま泣き出したりせず
かくれてるちぢれ雲が夕焼け空をどこまでも
のばしてるどうでもいいことはどうでもいい





2009-07-09 Thu 20:49
別窓 | ラクガキ
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