黄昏時のラクガキ
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言葉と男の物語


言葉が男の指をすり抜けていった

彼が嘘ばかりついているから
コトバはそっぽを向いてしまった
「もう呼ばれたくない」と
繋いだシナプスの手を離してしまった

愛想笑いを浮かべて
コトバは彼に手を振ってる
「おまえはいいやつだったけど
 ちょっと付き合いきれないな」と

「確かに俺は嘘つきだけれど」
男はコトバに問いかける
「お前の好きに任せたら
 お前は人を傷つけるだろう」

「いやいやそれは違うなぁ」
コトバは哀しい顔で言う
「傷がつくのはおまえ自身さ」

男はとうとう黙ってしまった
黙って彼らを見送った

それからは
わずかに残ってくれた言葉と共に
今でも男は言葉を紡ぐ



('06.10.28)


2010-04-19 Mon 23:11
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