黄昏時のラクガキ
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やね


ゆうべ ぼくは あまもりに なりました

ほしが おちたからでは ありません

じゅうが うたれたからでも ありません

ずっと

たいように やかれつづけて きました

しもに ふるえつづけて きました

けれど

あめは いつもやさしく ぼくを さすってくれました

あめが ぼくを あまもりにしたわけでは ありません

だれが あまもりを あけたわけでも ありません

ぼくが やさしさにたえきれず あふれて しまったのです

ゆうべ あめは ふりませんでした

だのに ぼくが あふれて


ゆうべ ぼくは あまもりに なりました

ぼくは あめに やさしさを かえしてあげるため

めを あけました


ゆうべ ぼくは あまもりに なりました

いまは そこから ちきゅうの そとを みつめています

ほしが みえます

つきも みえます

けれど さみしいのは

あめが いないからです



ゆうべ ぼくは あまもりに なりました

あとは ただ あめを まつばかりです





2009-11-15 Sun 21:02
別窓 | | コメント:0
星座をつなぐもの


すすまない
空の向こうに
つながない
星の瞬きがおりました
わたしは、
柔らかい草に寝ころんで
それを眺めつつ

星色の鈴の首輪を着けないで
どこかへ去った猫については
悔やむことはないのだ、と

すれ違う旅人ひとりひとりに
告げました

そして
猫の居場所が分からなくても
何も困ることはないのだ、と
わたしは、
わたしに諭すのでした


寂しくて

つと、
猫が零した涙の糸が
星をつないで
空をすすめてく
星座になれば

それを道標に
旅人達が
歩いていく街道を

わたしは眺めながら
遠くの猫をおもうのです


  真白いテントの奥で
  銀のアルカナは
  めくられました


わたしが起きあがれば
きっと首輪をしていない
猫が傍に寄り添うのです

そしてわたしが
星座をつないで往くのです






2009-11-13 Fri 21:36
別窓 | | コメント:0
今日は死ぬにはとてもいい日だ


今日は死ぬにはとてもいい日だ
草穂を揺らす風が吹く

ヒマラヤスギが黙然と立つ落日
強さの代わりに口を閉ざすんだ
風がすわりと立ちはらむ草原で
空気に重さがあるということを
彼らは厳かに語ろうとしている

シルバーアロワナの鱗のような
あれは一体誰のための雲だろう
流れているのか漂っているのか
そらに始点も終点もないとして
明日が普遍してもいいと思った

八雲を散らす風が吹く
今日は死ぬにはとてもいい日だ





2009-11-03 Tue 23:11
別窓 | | コメント:0
ケイオスのうた


僕らは秩序の形而上に生を受け
混沌の形而下にその雫を埋めていく


ねぇ
いったい
何度生まれ変わったら
猫にしてくれるの
日だまりの神様
おしえて


財布とケータイを落とした
旅路のような不幸が蔓延し
この世は混乱している


無人島にひとりっきりで
たった一枚のCDを持って
ステレオはなく
電気さえ流れてなくとも
僕は孤独ではないのに


ごめんね
僕はマスケラをつけていたわけじゃないが
たったひとりの顔がある
パイプ剥き出しの廃墟で
タバコに火をつける時の顔だ


テロメアは
生物至高の発明だ
狂う前にじっくり壊してくれる
ただし人間には
少し長すぎる


今日も
少しだけ疲れすぎた
息を吸うのも億劫だ


伝えたい想いを
10の言葉で綴ったら
すでにそれは嘘に変わってしまう
多くとも5までで伝わらないなら
僕は唖になる


ねぇ
いったい
何度この世に生を受けたら
猫にしてくれるの
月あかりの神様
おしえて



おねがいだよ
うたをきかせて
きみのケイオスのうたをうたって
きかせて





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2009-06-24 Wed 22:22
別窓 | | コメント:2
カルボナーラ


地面は噴火したがっている
東急の下もマルイの下もドンキホーテの下も。
オカンはアフロにしたがっている
翼のある鳥を飼いたいそうだ。
ダンデライオン、
おまえの息の根の“根っこ”はどこにある?

住宅街の外れの川沿いのバルブ工場は、
螺旋のミゾを切ったドリルのような煙突で
イカスミ色の黒煙を曇天に突き上げて“神様”を燻り出そうとしているが
所詮は豚の薫製がライン生産されるだけだ。
ベーコンともいうがそれはそれで合理的だ。

オカンのアフロから一羽のカラスが孵った。
コイツが飛べるのかどうかはまだ分からないが、
「キョーダイ、仲良くやろうぜ」とオレは声を掛けた。
根無し草の“根っこ”など、どこにもない。





2009-06-24 Wed 00:28
別窓 | | コメント:0
たとえば僕が死んだら


たとえば僕が死んだら
「これで世界はほんの少しだけ平和になった」
とつぶやいて
盛大ではないけどささやかでもないパーティを
みんなで祝ってくれないか

たとえば僕が死んだら
「これで人類はほんの少しだけ利口になった」
とささやいて
はじけすぎないけどつまらなくもない宴会を
みんなで騒いでくれないか

たとえば僕が死んだら
君は僕の記憶の中にある
一番きれいな笑顔で笑って
君は君の記憶の中にある
僕の一番の笑顔だけを思い出して
思い出は思い出さないで
僕の名前も思い出さないで
誰のためのお祝いなのかも気付かぬまま
パーティと宴会を金土の二晩続けて開いて

  ああ
  そうすると僕が死ぬのは木曜じゃなきゃいけないな

パーティと宴会が終わって
家に帰ってひとりになったら
やかんでお湯を沸かして
カップラーメンにお湯を注いで
ふと
わけもなく
3分間だけ泣いてくれないか

もし嫌いじゃなかったら
カップうどんにして
ふと
わけもなく
5分間だけ泣いてくれないか

そしたらふたを開けて
涙と一緒にめんをすすって
食べ終わったら
あとはお風呂に入って
入念に身体を洗って
耳のうしろもちゃんと洗って
髪にはトリートメントもかかさずにして
風呂から上がって
ドライヤーで髪をしっかり乾かして
歯を磨いて
ちゃんと5分以上磨いて
あったかい布団で
きっと素敵な夢を見ながら
すっと眠ってくれないか

たとえば僕が死んだら
きっとそうしてくれないか






2009-06-21 Sun 23:59
別窓 | | コメント:6
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